松浦亜弥コンサートツアー2006秋『進化ノ季節…』に行ってきたわけだ

真ん中らへんの、メドレー前までは見事な公演でした。
こういう、歌い上げる系の曲から始まるってスタイルはハロプロでは亜弥ちゃんしか現段階ではできないだろうし、
それで見事にツカミになってるし、そののちブラスを交えて、同じはしゃぐ系の曲でも、今までとは違う感じ。
それから映画の宣伝流して、客座らせて、ギターのみを伴ってしっとりとでも朗々と歌い上げる。
そののち、今回のコンサのメインテーマであろう、Jazzy&Swingyを象徴する2曲。


ここまではまさにお見事。


しかし、ここ以降が僕にはどうしても駄目でした。
ここ以降っつうか、メドレーモードね。
ここ、かなり期待してたんですが。
ガッツリと裏切られたかたちになってしまいました。。。


桃キャタとね〜え?って、メロンで言えば、遠慮とさぁ恋みたく、コンサでのキラーチューンだと思うんですよ。
前者はひたすらジャンプ、後者はコール&レスポンス。
どっちも不可欠なものだと思うんですが、このアレンジだとできないんですよ。
やっちゃいけない空気すら漂ってる。
でも、この2曲をリストに入れるなら、それらは絶対外しちゃいけない要素だと思うんです。
ジャジーなアレンジにするにしても、ね〜えはともかく、桃キャタなんて絶対ムリですよ。
それならいっそのこと、リストから外したほうがよかったんじゃないかと。


さらに、一番凹んだのが、涙色。
この曲ね、僕、マジで大好きなんですよ。
2005ハロパでこの曲、上下可動ステージの一番高いところで歌うんですが。
その姿に、マジで神々しさすら覚えたほどに。
それが、ただジャカジャカうるさいだけのアレンジになってる。。。
こっちは桃キャタとは逆に、ジャジーなアレンジは似合うと思うんですが、ただうるさいだけだった・・・


めちゃホリとか絶対解けるとかもなんか、ヤケクソな感じすら受けました。
メドレーでよかったのは、恋してごめんね、ぐらい。
これはもともとジャジーなんですがねw


で、こうなってくると、今度はバンドの意義自体が疑問になってきちゃったんです。
バンドっても、ドラムレスで、土台の音はキーボードか従来のオケ、つまり電子音。
それに楽器を重ねただけで、歯に衣着せず言えば、軽くてうるさいだけ。
排気効率とかまったく考えず、単にマフラーに穴開けただけの原付、みたいな印象でした。
ふんだんに動き取り入れて、エンターテイメント性は高く、その面でも、演奏的にも、評価はできるバンドとは思いますが。
これ、ドラムのあるなしでだいぶ印象変わってたと思います。
残念です・・・



これ、もっと構成どうにかならなかったもんですかね?
導入部分→軽くはっちゃけ→しっとり部分→ジャジー部分→はっちゃけ部分
ってな。
んで、もっとジャズにこだわるなら、アレンジを施す曲をじっくり練りこんで、尺が足りないなら、いっそシングルをばっさり切り捨てる。
で、誰も文句言わないような、その曲に合ったアレンジを。
重厚なだけでも軽快なだけでも駄目、その曲に合ったアレンジを。
個人的には、初めて唇とか、あなたの彼女とか。似合うと思うんですけどね。


でも、亜弥ちゃんはキャワでしたよ。
僕の位置、どセンターだったんですよ。
んで、ギター伴って歌うとき、亜弥ちゃんつねに脚組んでるわけですが。


その姿 この心に いまだ消えずに この心に やきついている